【相続コラム】生前整理について(モノ こころ 情報の整理)

生前整理は生きている間に自分の身の回りのモノを整理しておきましょうという事ですが、亡くなった後にご遺族が行う遺品整理とは対極の言葉になりますね。

実際、遺品整理は故人の残された遺品(荷物)などを遺族が処分したりすることですが、家の中のタンスや食器棚等の家財や布団や衣類、電化製品さまざまなモノの処分に大変な思いをされている方を多く見てきました。

ただ捨てると言っても価値の有無や家族間での意見の食い違い、費用や時間の問題などでなかなか遺品整理が進まないという現状も多々あります。

そこで元気なうちから自分のモノは自分である程度片付けて、もしもの時に残された家族に負担をかけないようにすることが生前整理ですが、身の回りがスッキリすることでこれからの人生を充実したものにしようというのが生前整理の考え方の特徴です。

実は生前整理はモノの片付けだけでなく「モノ、こころ、情報」の整理を同時に行います。

片づけを通じて家族と向き合ったり、過去や未来の自分と向き合って、重要な伝達事項や想い、考えなども整理して、家族と共有していきます。

生前整理をすることで質の高い「終活」を行うことができます。

行政書士 青木克博

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