【相続コラム】住所と本籍について

「住所」は生活の本拠で、住民登録をしている場所のことですが、「本籍」については、よく分からない人も多いのではないでしょうか。この本籍ですが、婚姻届けやパスポート申請などいろいろな書類に記入することがありますが、住所ほど本籍を頻繁に書く機会はないため、自分の本籍はどこなのか知らないという方も少なからずいらっしゃいます。

本籍とは戸籍を置いている場所のことです。戸籍は日本人の身分を公に証明する資料のことで、役所にその資料が保管されています。本籍が分からないと戸籍謄本を取ることができません(昔は運転免許証に本籍の記載がありましたが今はありません)。

そんな時は本籍地記載の住民票を取得すると自分の本籍が分かります。

この本籍、住所と同じものだと思われている方も多いのですが、本籍は住所と関係なく別のところに置くこともできます(住所は福井で本籍は東京とか)。住所と本籍、混同しないように注意しましょう。

行政書士 青木克博

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