【相続コラム】ほんとは身近な遺言書

遺言書と聞くとどんなイメージを持ちますでしょうか。

自分には関係ないと感じる人もいるでしょうし、書きたいと思っているけどどうしていいかわからないという人もいるでしょう。

ここ最近、終活の浸透もあり遺言書を作成される方は年々増加傾向にあります。

遺言書がない場合、相続人全員での話し合いが必要で、全員の合意がない限り預金解約や土地・家の名義変更が進みません。実際、遺言書があったら良かったのになぁというケースは多々あります。

子がいない場合や、離婚などが原因で子と疎遠になっている場合など相続人関係が複雑になる事が予測されます。また、財産が少ない(限られている)場合などは分割ができないので話がこじれることがあります。

そのような時に遺言書があると非常に効果的です。

資産家だから遺言が必要な訳ではありません。家庭の状況や背景、関係性など様々な要因から有無の判断が必要となります。

これからの時代、遺言書は更に身近な存在となる事でしょう。

行政書士 青木克博

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