被害があとを断たない振り込め詐欺。
警察庁のデータによると被害総額は2年連続で減っていますが被害件数は5年連続で増え続けています。
これは「騙される人」が増えているということです。
「自分は騙される訳ない」と、自分は大丈夫だと思っていても被害にあってしまう人が大勢いるのは、詐欺の手口がどんどん巧妙化して判断が非常に難しくなってきているためです。
振り込め詐欺も大きく3つのパターンがあります。
まずはオレオレ詐欺。
「大事な資料が入ったカバンをなくした」「会社のお金を使い込んだ」など息子に成りすましてお金を要求するものです。
そして2つ目は還付金詐欺。
医療費や社会保険料の還付金を受け取れるとATMに誘導し騙すものです。
3つ目は架空請求詐欺。
たとえば「有料サイトの未納分があり未払いの場合は損害賠償請求する」というような文面がパソコンや携帯電話にメールで届き、身に覚えがなくても、あの時のあれかな?と思ってしまい怖くなって支払ってしまったというケースもよくあります。
怪しいと感じる電話があったり、判断が難しいものについては、自分で解決せずに家族や警察、市役所や専門家に相談しましょう。
まずは誰かに相談する勇気を持つことが大切です。
行政書士 青木克博